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液晶テレビが市場に登場してから、約20年。
当時、日本の家電メーカーが世界を牽引していた時代に製作した製品です。
写真は、約50インチクラスの液晶テレビ背面カバー。
薄板のカラー鋼板を絞り加工で成形していました。
年末商戦やクリスマス商戦に間に合わせるため、
各社が一斉に生産を加速させ、
短納期対応が求められた、非常に活気のある時代でした。
本製品は、
薄板カラー鋼板の深絞り加工
外観品質重視(キズNG)
多数の穴加工
大型サイズでの形状安定
という難易度の高い条件が重なった製品でした。
絞り加工ではキズを防ぐために金型を徹底的に磨き込み、
工程設計にも細心の注意を払いました。
設計力、設備力、そして現場のチームワークが
試される製品です。
現在では背面カバーは樹脂製が主流ですが、
当時の金型製作経験は、
大型薄板成形や外観品質要求部品への対応力として
今も活きています。
あの頃と同じ納期で受けられるか。
正直、少し悩むところですが――
それほどに密度の高い、記憶に残る案件でした。
